口臭が気になったら何科を受診すれば良いか

口臭が主訴となる場合本当に口臭がするかどうかが問題で、口臭を訴えてくる患者様で医学的に口臭が証明されるのは30%程であるという報告もあります。これを他覚的口臭といって実際に臭うのですが、本人は慣れのためか臭さを自覚していないことが多いです。口臭がするという訴えの多くは悪臭のない生理的口臭を嗅いでも臭いと言ってきかない口臭恐怖症（自覚的口臭）で精神的な要因によることが多いです。

実際に臭かった場合の原因ですが、大部分は口腔疾患で（口腔性口臭）、なかでも歯周病、舌苔、虫歯など歯科領域の疾患によるものが多くを占めています。不適切な金属冠、充填物、義歯床などに食物残渣や歯垢がたまって、ここに嫌気性菌が増殖して講習の原因となる事も多いです。また、潰瘍を形成した口腔の悪性腫瘍は特に臭うそうです。

まずは歯科を受診して悪臭がするかどうか確かめましょう。実際に口臭を発している場合は歯科領域を中心に原因を検索し歯周炎や虫歯の有無を明らかにします。

自身でも歯磨きとうがいを慣行しましょう。